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ドッグフードの評価が見られる

ドッグフードの成分表の見方

ドッグフードを選ぶポイントとなるのが、成分表です。ネットのランキングで良いとされているフードでも、愛犬のライフステージや体型に合っていなければなんの意味もありません。

原材料も大事ですが、現在の愛犬の状態にあった成分割合のフードを選ぶ事が何より大切です。

それぞれの成分の意味やライフステージに合った理想の%を解説しています。フードを購入する前に、検討しているフードが本当に愛犬に合っているかチェックしてみてくださいね。

成分の見方

成分の表示には「粗」がついていますが、これは分析上の保証精度を「粗」で示しているということです。

粗タンパク質 %以上
粗脂肪
粗灰分 %以下
粗繊維
水分

粗タンパク質、粗脂肪は「以上」、粗灰分、粗繊維、水分は「以下」で表示されます。

参考:https://pffta.org/seizo/seizo1-2.html(ペットフード公正取引協議会)

粗タンパク質(18~30%が理想)

生肉

ドッグフードでもっとも重要な栄養素がタンパク質です。筋肉や骨をはじめ、被毛もタンパク質でできています。

成長期の子犬や母犬と成犬では必要な量が変わってきます。愛犬のライフステージや体型にもよりますが、18~30%が理想です。

粗脂肪(8~10%が理想)

油

脂肪も大事な栄養素です。脂肪は主にエネルギーとして蓄えられます。粗脂肪は8~10%が理想です。

また子犬のころは成犬期に比べて、成長のために多くの脂肪を必要とします。人間でもそうですが、脂肪は質が大事です。原材料にも注目しましょう。

赤身の魚に含まれるDHAやEPAは良質な油として有名です。

粗灰分(5~10%が理想)

野菜 

灰分とはミネラルのことです。カルシウムやマグネシウム、ナトリウム、亜鉛、リンなどのことを言います。

成分量は5~10%が理想です。良質なフードの場合、カルシムやマグネシウムの配合比まで書かれていることが多いです。

原材料で言うと、お肉や野菜、フルーツなどに豊富に含まれています。

粗繊維

米

粗繊維とは食物繊維のことです。

標準的なフードであれば4%以下が理想です。ダイエット用や療法食では15%以上のものもあります。

フードの腹持ちを良くしたり、整腸作用もあります。

原材料で言うと、お米などの穀物、野菜類に多く含まれています。

水分

ドライフード ウェットフード セミモイストフード
ドライフードの画像 ウェットフードの画像 セミウェットフードの画像
10%以下 25~30% 75%以上

水分量はフードの種類によって異なります。一般的なドライフードであれば10%以下が普通です。

ライフステージ別必要成分量

成長期

シーズーの子犬の画像

粗タンパク質 22.5%以上
粗脂肪 8.5%以上
粗灰分 5~10%
粗繊維 4%以下
水分 フードの種類による

成長期の子犬は粗タンパク質、粗脂肪の必要量が多いです。基本的にはパピー用と表記されているフードを買うことをおすすめします。

青年期

フレンチブルの成犬の画像

粗タンパク質 18%以上
粗脂肪 5.5%以上
粗灰分 5~10%
粗繊維 4%以下
水分 フードの種類による

青年期は成長期より粗タンパク質、粗脂肪の必要量が低くなります。

運動量の多いコや若い犬の場合は粗タンパク質や粗脂肪が多めのフードを選びましょう。一方、ダイエットをしているコなどは減量用や粗脂肪が控えめのものを選ぶと良いでしょう。

また、シニア犬などお水を飲むのが苦手になってきたコは水分の多いものやウェットフードを選ぶと良いでしょう。

参考:https://natural-harvest.co.jp/wp-content/uploads/2020/05/aafco_dry.pdf(AAFCO 栄養基準 (2016) に基づく成分分析一覧表)

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